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中華製4Gドングルを使ってみる

『Raspberry Pi』『4G』とかで検索すると、ドコモの『L-03F』を使った事例が出てきます。『L-03F』は手堅いのですが、Amazonを徘徊してたら怪しい中華製無名の4GドングルがL-03Fの半額くらいで売られていたんです。人生のモットーは『痛い目見てなんぼ』なので、これは人柱として使うしかないと思ったんです。

先に結論をいうと、かなりおすすめです。

ラズパイやってるとセンサー等色々とMade in chinaに出くわすことがあるわけで、Amazonで購入するものでも中国から送られてくることも増えてきました。そんなこともあり、最近はもっぱら『中国すげ~!』ってなってます。『Made in japanの方が品質が』とか言っているのはもはや老害ですよ。もちろん日本製品のお金を落としたほうが経済が良くなるとは思いますがね。とは言え消費者としてはやっぱり中国はすごいなと思うわけです。

今回買ったものはこちらです。商品名は『4G LTE』。なんと割り切っていて単純明快。

商品説明に『このUSB 4G LTEルーターは、ネットワークケーブル接続をサポートし』と書いてあるのですが、アダムはてっきり『中華あるあるな変な日本語』くらいに思っていたんです。USBは給電の為に有るだけだと思っていたんです。実際にWindowsの端末に繋いでみてこの意味がわかりました。これ、なんと、USB接続のイーサーネットカードとして認識します。そしてDHCPでIPが割り振られます。この意味わかります?Windows端末なら指すだけでネットに繋がるんですよ。すごい!

もちろん最初にAPNの設定が必要です。今回は4Gラジコンエデンを操作するための環境なので、mineoのマイそく1.5Mbpsプラン(月額990円!)のSIMを契約しました。APNの設定内容は送られてくるガイドにも記載されています。
ちなみに、マイそくの32kbpsプランだと月額250円です。Raspberry PiやArduinoでIoT的なセンサーネットワーク的な事をするにはとてもありがたいプランですね!これだけ必死におすすめしても何ももらえないのが残念です(笑)
mineoさん、案件お待ちしておりますよ!

では早速設定していきましょう。まずは管理画面に入ります。この『4G LTE』にはデフォルトで『192.168.100.1』が割り当てられていますので、ブラウザにそのまま入力します。するとこんな感じのログイン画面が出てきます。

ログイン画面

4G LTE のログイン画面

Chromeブラウザとかだと『検証』とかするとコンソールが見れるわけですが、まあ色々なエラーが出力されています。そのあたりはまだまだ中華クオリティなのかもしれません。

IDはなく、パスワードは『admin』です。

ログインしたら『Advance Settings』⇒『APN』に進みます。デフォルトでいくつかのAPN設定があったのですが、全部『Delete』してしまいました。で、『New』を押してmineo用の設定を入れます。

APN設定画面

唯一、mineoのガイドになかったこととして、『PDP Type』は『IP』を選択します。最初何も考えずに『IPv4』を選んだのですが、繋がりませんでした。

で、この『4GLTE』の素晴らしいところが、なんとRaspberry Piに挿しても『usb0』というデバイス名で認識して、IPがDHCPで割り当てられるということです。何の設定もなくRaspberry Piを4Gに繋げられます。感動モノです。
もしRaspberry Piで4Gに繋ぎたいという方はぜひこちらの『4G LTE』をおすすめします。


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